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スパ・フランコルシャンの第2レースでトム・コロネル選手3位表彰台ゲット！

6月のWTCCは、8日のロシア・ラウンドと22日ベルギー・ラウンドの2回。ロシアでは、第1レースが8位、第2レースは4位ともう一歩、表彰台に届かなかったコロネル選手だが、得意のスパ・フランコルシャンでは第２レースで見事3位をゲットした。
オランダ人のコロネル選手にとって、ベルギーのスパ・フランコルシャンはホームコースのようなもの。だが、今年のWTCCはワークス参戦したシトロエンが開幕から別次元の速さを見せ付けているので、この3台に割って入って表彰台をゲットするのは容易なことではない。ストレートで圧倒的な加速を見せるシトロエン勢とコーナーでの熾烈なバトルを制しないと表彰台には届かないのである。

そのベルギー・ラウンドの週末は、トム・コロネル選手にとっては順調な出だしではなかった。フリープラクティスから、ニュータイヤとユーズドタイヤとのバランスに苦しみトップテン入りがなかなかできない。それでも尻上がりに調子を上げ、予選は8位をゲット。さらにセットアップが進んだロアル・モータースポーツ・シボレーは、第1レースで、ホンダワークスのモンテイロ選手などとのスーパーバトルの末、5位でフィニッシュ。そしてリバースグリッドが採用される第2レースは、セカンドローからスタートするも、後方から猛烈な追い上げを見せるシトロエン勢との熾烈なバトルを繰り広げられた。結局ミューラー選手とロペス選手のシトロエンには先行を許してしまうが、ローブ選手を押さえきっての3位表彰台獲得である。

今年のWTCCヨーロッパランドは、このスパ・フランコルシャンで終了。後半戦は8月のアルゼンチンを皮切りに、アメリカ、上海、日本、マカオの順で熱戦が世界中を回る。

今回のレースでトム・コロネル選手は、99ポイントでシリーズ６位につける。ADVAN Racing RSII を装着したロアル・スポーツ・シボレーの後半戦の活躍に是非ご期待ください。