散々だった日本ラウンドから舞台を上海に移し、WTCC第10戦が開催された。日本と中国、ことWTCCの盛り上がりに関しては雲泥の差である。F1も開催される上海インターナショナル・サーキットの決勝日のメインスタンドは、8割は埋まっている。閑散として寂しさ漂うツインリンク・モテギとは大きな違いだ。
さて予選、トム・コロネル選手は1000分の16秒差で11位となりQ2に進めなかった。今年からレース1に10位までのリバースグリッドが適用される為、11位ではその恩恵を受けることが出来ない。タラレバはレースには無意味だが、もしQ2進出であれば、決勝レースは大きく違う展開になったはずだ。
結局、トムコロネル選手は中段で果敢なレースバトルを展開するものの、レース1を7位、レース2を10位でフィニッシュ。ともに貴重なポイントを稼いだものの、表彰台には届かなかった。
次戦のスケジュールは、11月5-6日のタイラウンドだが、これは地域情勢でキャンセルされる可能性があるとのこと。その場合は、11月24-25日のカタールでの最終戦が次戦となる。来シーズンにつながるトム・コロネル選手+ロアルモータースポーツ・シボレーの活躍に期待しよう。