WTCC 2017年シーズンの第３戦ハンガリー・ラウンドが、5月12-14日、ハンガリーの首都ブタペスト郊外にあるハンガロリンクで行われた。トム・コロネル選手の得意とするコースなだけにロアル・モータースポーツも自信を持って現地入りしたが、なぜかＤＨＬシボレーのハンドリングが思わしくなく、予選は13位という不本意な結果となった。ここ2戦連続で狙いすましたようにリバースグリッドのポールポジションを獲得していたが、今回はその恩恵からもはずれ、第1レース、第2レースとも13位スタートである。
ハンガロリンクはこのシーズオフに舗装がやり直され、各車タイムアップするはずがなぜか昨年より２秒遅くなってしまった。トム・コロネル選手においては４秒近いタイムダウンで、これでは予選13位も致し方ないところ。しかしレース1では、スタートで出遅れるもののすぐに10位まで順位を上げ、ホンダに乗るパニス選手とのバトルも制して9位でフィニッシュ。
レース2もスタート直後に10位になると、シトロエンのハフ選手との熾烈なバトルに競り勝ちここも9位でフィニッシュ。両レースとも悪いなりにポイントを獲得するところが、45歳にベテラン、トム・コロネル選手だ。
WTCC 第4戦は、5月25-27日、あのニュルブルクリンク北コースで行われるドイツラウンドだ。
